「チューリップ博士」こと富山県花卉球根農業協同組合の石村大さん

 北陸新幹線が開通して初のゴールデンウィークがいよいよ訪れる。

 日本一のチューリップ産地である富山県砺波市(北陸新幹線・新高岡駅から乗り継ぎ、砺波駅)は、今まさにチューリップの見ごろを迎えている。私は「チューリップ博士」を訪ねて、砺波市を訪れた。

 そのきっかけとなったのは、東京・台場の「シンボルプロムナード公園」に植えられていた400種類、10万球のチューリップ。

 私はお台場のチューリップを目にし、その品種の多さに驚いた。チューリップの歌といえば「赤・白・黄色・・・」だが、花の色だけでも、とても歌いきれないほどの種類がある。形状も、花びらがギザギザしたフリンジ状のもの、八重咲のもの・・・もはやチューリップの域を越えているような品種もあった。

シンボルプロムナード公園、日本科学未来館前の花壇にて撮影