英語の先生はロボット、韓国の小学校で試験運用

〔英語の授業にロボットを導入した韓国の小学校AFPBB News

 先日、知り合いががっくり肩を落としていた。

 理由を聞いてみると、息子が今年から念願の有名小学校へ入れたのはいいけれど、その小学校で2週間ほどクラス分けのテストを繰り返し、成績優秀な組(優組)とそうでない組(劣組)に分けられたという。

 そして、私の知り合いの息子さんは劣組に配属されてしまい、「学校に行きたくない」と不登校になりかけているというのだ。

 日本では「お受験」という言い方で、小学校の受験があるが、韓国では受験ではなく抽選で入学が決められる。そのため有名小学校に入学するのも運次第である。

 入学は抽選なのに、授業は優劣に分けて選別するとはあまりにも残酷ではないか――。劣組に配属された敗因を聞いてまたびっくりした。

英語幼稚園出身でなければ優組に入れない

 なんと、優組に配属された学童のほとんどは英語幼稚園出身だというのだ。これからの授業は優組と劣組では教科書も別々で教育方式自体が差別化されているという。

 韓国の教育事情は日々変わっていて、数年前から普通の幼稚園では飽き足らず、英語幼稚園が繁盛しているというニュースを聞いたことはあったが、そこの授業料が大学の授業料より高いということで、問題になっていた。

 相場としては月に200万~300万ウォン(約20万~30万円)だという。