先週、ナッツリターンで一躍有名になった大韓航空の前副社長チョ・ヒョナ氏は1審で懲役1年を宣告された。この結果は、オーナーの横暴に反旗を翻した社員やそれに味方した大勢の市民たちが作り出したものだ。
労働者の権利が急速に改善
このことからも韓国では今のご時世、雇われた人たちの権利がかなり向上していることが分かる。
さて、こうした現象はほかのところでも現れている。今年2月1日から始まったあるテレビ広告がオーナーVSバイトの葛藤を引き起こしたのである。
問題のCMは「バイトが甲だ(バイトの方が上の立場だ)」シリーズである。内容は以下のようなもの。
「500万人のバイトのみなさん!法律で定められて最低時給は5580ウォンです。この時給、ちょっとだけ上がりました、370ウォン。これさえもくれないなんて~~イヤーン」(最低時給編)
「社長~~、大韓民国のバイトたちの夜間勤務手当は、時給の1.5倍。これ、守らなかったら、ウーン」(夜間勤務手当編)
「バイト学生を蔑む社長にはエプロンをぐっちゃぐっちゃにして力いっぱい投げつけて、とっとと辞めて、新しいバイトを探そう。時給は忘れずにもらって行くこと」(人格冒涜編)」
女子アイドルグループの1人が出演しているこのコマーシャルは、アルバイト求人サイト「アルバモン」の広告だ。