英国の市場調査会社、カンター・ワールドパネルがまとめたスマートフォン市場に関する調査によると、昨年9~11月期におけるアップルの販売台数シェアは、世界のほぼすべての主要市場で拡大した。

 9月に発売した「iPhone 6」「同6 Plus」の効果がより鮮明になったという。

iPhoneのシェア、最も伸びたのは英国

「iPhone 6」、中国本土でも発売へ アップルに通信接続許可

「iPhone 6」〔AFPBB News

 これに先立つ昨年12月、カンター・ワールドパネルは8~10月期のスマートフォン販売統計をまとめていた。

 その時点でiPhoneのシェアは米国、オーストラリア、日本で40%を超えるなど、iPhone 6効果がすでに出ていたが、9~11月期のシェアはさらに拡大した。

 一方で欧州、米国、オーストラリアでは「Android(アンドロイド)」のシェアが低下している。

 カンター・ワールドパネルは欧州5カ国(英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン)と、日本、米国、オーストラリア、中国におけるスマートフォン販売データをまとめている。

 これによると、9~11月期の欧州5カ国におけるiPhoneのシェアは23.8%で、1年前から6.3ポイント増加した。