米メディアによると、米アップルの「iPhone 6」シリーズに対する需要は今でも旺盛だという。またアップルはここに来て同シリーズの供給量を増やしており、今後もiPhoneの販売は好調に推移すると見られている。

 これらはアップル製品の市場動向に詳しい米投資会社パイファー・ジャフリーのジーン・マンスター氏が実地調査をして分析したもの。

発売から3カ月、購入意欲はさらに上昇

「iPhone 6」発売、中国人バイヤー殺到 「25万円までなら出す」

iPhone 6発売に並ぶ人(銀座のアップルストア前)〔AFPBB News

 同氏は1004人の米国消費者を対象に調査を行った。それによると、今後3カ月以内にスマートフォンを購入したいと考える人のうち、iPhoneを購入すると答えた人の比率は50%だった。

 今年9月9日にiPhone 6と同6 Plusが発表された直後に行った同様の調査ではこの比率は47%だった。つまり新モデルが発売されてから3カ月たった今も、iPhone人気は衰えず、むしろ需要は高まっているという。

 これに対し「iPhone 5s」が発売された1年前の需要調査では、新モデル発表後の9月13日時点の購入意向は50%だった。

 ところがこれが12月13日には44%に低下している。消費者はサイズの大きなiPhoneに強い関心を持っており、それが今年の買い替え需要を支えていると、マンスター氏は分析している。