米アップルは現地時間9月9日にメディア向けのイベントを開催し、かねて噂されていたスマートフォンの新モデル「iPhone 6」(通称)を発表すると見られている。
これに先立ち、米コムスコアが米国人を対象に行ったアンケート調査によると、35%のアイフォーン利用者が今後半年以内に新モデルへの買い替えを予定しているという。
最多の iPhone 4S ユーザー、4割が買い替え意向
調査内容を詳しく見ると、米国のアイフォーン利用者(13歳以上)のうち、最も多いのが2世代前の「4S」を所有している人でその数は約2000万人いる。このうち40%の人が半年以内の買い替えを予定しているという。
次に多いのが、1世代前の「5」を所有している人で、その数は約1600万人。こちらは36%が買い替え意向があるという。また3世代前の「4」を持っている人は約1400万人おり、そのうち43%が買い替えを予定している。
興味深いのは、現行モデル「5s」を持っている人。その数は約1500万人いるが、24%に当たる360万人がすでに買い替えの準備を始めているという。この調査の結果からコムスコアは、今年は大規模な買い替えがもたらされる可能性があると予測している。
iPhoneの利用者シェア、減速期ながら増加
なお米国のスマートフォン利用動向はコムスコアの別の調査結果を見ると分かる。
こちらは今年7月までの3カ月間のスマートフォン加入者数(13歳以上)を調べたもの。これによると、アップルの加入者数シェアは42.4%で、首位を維持している。この時期は新モデル登場前の減速期。だが同社のシェアは3カ月前から1.0ポイント増えた。
これに対し、韓国サムスン電子の端末は28.4%で、同0.7ポイント増加した。このあとに続いたのが、韓国LGエレクトロニクスの6.4%、米モトローラ・モビリティの5.7%、台湾HTC(宏達国際電子)の4.7%。このうち、LGのシェアは3カ月前から0.1ポイント減少、モトローラとHTCはいずれも同0.6ポイント減少した。