前回まで3回に分けて、女性に恋心を抱かせる15の手法を解説してきました。それぞれについて、星印の数によってその効果度を示しました。参考になったでしょうか。さて、第7章も最後になりました。
今回は、15の手法を使うどの場合でも最も重要になる、言い方、話し方の問題とその時の表情について触れてみたいと思います。
言い方と表情で効果には雲泥の差が出る
セリフが決まったら、あとは相手に声に出して言うだけです。でも、これが大変難しい。他人に商品を売るセールス戦略も、言葉だけでは不十分であることは、一度でもモノを売ったことがある人ならお分かりかと思います。
コンビニエンスストアの商品のように陳列しておくことでモノを売るのとは異なり、男性から女性に直接働きかけるといった1対1の相対取引での自分を売る作業では、どんな態度で、どんなふうに言うかが重要です。
特に気をつけてほしい態度(見かけ)について、3つ言及しておきます。
第1に「自信を持つこと」です。デートに誘うとは、自分という商品を相手に売る行為です。自分という商品に自信を持って売ろうとするのと、自分に自信がなくて不安にさせながら売ろうとするのとでは、「買う」側の女性は後者を圧倒的に避けることは必然です。
自分という商品が価値の高いものであるというさりげないアピールが必要で、そのためにも自信を持って自分を売り込むということが大切です。
優柔不断と声の震えは禁物、毅然とした態度を取れ
自信がない表情だと、買う方も買うに値する商品かどうか不安になってしまいます。優柔不断はいけません、声が震えてはいけません、不必要に声が大きくなっても良くありません。
相手の目をじっと見ながら、毅然としてはっきりと、ゆっくりとした口調でデートに誘うのが肝心です。
第2に、「容姿(衣服を含む)が大切」です。同じ言葉を言うにしても、容姿の良し悪しで決まる部分が多いのというのは「メラビアンの法則」の大原則です。
伝達する内容よりも見かけで判断してしまうのは、恋愛にも当てはまります。男性の場合は顔の美醜はそれほどモテ度には関係ありませんが、清潔感、誠実さ(浮気性でないこと)、優しさ、それらを演出する衣服、髪の毛に細心の注意を払うことが必要です。