米国の経済ニュース専門放送局、CNBCが28日に公表したアンケート調査結果によると、米国では全世帯の半数が米アップルの製品を少なくとも1つ所有しているという。
アップルの製品とは、携帯電話の「アイフォーン(iPhone)」、タブレット端末の「アイパッド(iPad)」、携帯音楽プレーヤー「アイポッド(iPod)」、そしてパソコンの「マック(マッキントッシュ)」などのことで、実に全米5500万世帯超がこれらのうちのいずれかを1つ以上持っているというのだ。
これは「CNBC全米経済調査」という調査で、今年3月19日から22日にかけて電話によるアンケートを実施したもの。アップル製品の所有率のほか、消費や投資傾向、政治への関心といった幅広い項目について尋ねている。
一家に1.6台、5台所有という家庭も1割
アップル製品に関する調査の内訳を見ると「1台所有している」という世帯は16%。一方「2台」という世帯は12%、「3~4台」は13%、「5台」は9%となっており、複数台持っている割合が34%と大きいことが分かる。
アップル製品を所有している世帯の平均台数は3台で、所有していないという世帯も含めた米国全世帯の平均台数は1.6台になる。
また残りの半分(49%)はまだ持っていないという世帯だが、そのうちの10%は今後1年以内に何らのアップル製品を購入すると答えている。
このほか全世帯で見ると、ほぼ25%が来年アップル製品を購入するとしており、CNBCは「アップル製品は米国市場で飽和しておらず、家庭にまだまだ浸透しそうだ」とコメントしている。