(2)最適な旅程の組み立て
これには、いくつかセオリーがある。
当たり前のことだが、「早めに手配する」「オンシーズンを避け、オフシーズンに動く」だけで、航空券の値段はかなり違う。
手配が少し遅れたり、発着日が1日違うだけで航空運賃に数万円の差が出ることも多いので気をつけたい。
意外と知られていないのが、「オープンジョーのチケットの活用」だ。
オープンジョーのチケットとは、ウィキペディアでは「往復・周回航空券のうち、往路と復路の片方、または両方の発着地が別の地点となる航空券」と定義されている。
これだと若干分かりにくいので、具体例で言うと「往復便チケットだが、日本発⇒ロンドン着、パリ発⇒日本着 になっており、ロンドン⇒パリ間は自分で手配する」ようなチケットである。
読者諸氏は、海外に行く際、主な渡航地以外に、取引先を訪れたり、視察や観光をするなどで近隣諸国に足を延ばすこともあるだろう。
上記の場合、日本と主な渡航地の間の往復チケットだと、その他渡航地との間の往復チケットを購入しないといけない。
「日本⇒メイン渡航地、その他渡航地⇒日本」というオープンジョーのチケットを購入し、メインとその他渡航地との間をLCC(格安航空会社)の片道切符で移動すれば、大幅なお金と時間の節約につながる。
ちなみにFreeBirdは航空便の時刻表サイトだが、非常に便利なので、ブックマークされることをお勧めする。
目的地までどの航空会社が飛んでいるか、何時の便があるか、経由地での乗り換えはスムーズかなどを調べるのに役立つ。
以上のような情報で読者諸氏の旅が「安く快適に」なれば幸いだ。