知人女性のディープフェイクポルノ拡散
韓国では今年に入ってディープフェイク犯罪が急増している。
特に、ソウル大学卒の男性が近しい女性の顔写真を使ってAIで卑猥な画像や動画を生成してSNSに投稿した事件は、韓国社会を震撼させた。
「ソウル大学ディープフェイク事件」と呼ばれ、ソウル大卒の男性2人が大学の後輩や同級生の女性を犯行の対象にした。
2020年7月から今年2月までに、ソウル大卒の女性12人を含む女性61人の顔写真を合成し、卑猥な画像や動画を2034個作ってテレグラムを通じて知人たちとシェアした。
そればかりか、ディープフェイク動画を被害者当人たちに46回も直接送信したという。
ディープフェイクに使われた写真は、卒業写真やSNSに投稿されていた写真だったという。
主犯の男性は現在、第1審裁判で懲役10年を宣告されている。
被害者たちは警察以外にも様々な官庁に届け出ている。
「放送通信審議委員会」では、被害者が申告すると該当の内容を審議し、投稿されているサイトに是正要求をしてくれる。
ここには、今年1年で1万件以上の申告があった。