移民数十人が英行きフェリーに侵入、仏港が数時間業務停止

フランス北部カレーで行われた、「ジャングル」と呼ばれる移民キャンプで暮らす移民や難民を支援するデモの参加者たち(2016年1月23日撮影)〔AFPBB News

 昨年は70年目の終戦記念日を迎え戦前戦後の軍事問題に絡む報道が賑やかであった。

 とりわけ、安倍晋三総理が集団的自衛権を機能させる法案成立を目指した審議に激しい抵抗を見せる野党や多くのマスコミの影響があって、平成27年8月14日に発表した「戦後70年の談話」に向けた議論が国内では一段とヒートアップした。

 その直前に総理経験者5人もの連盟によって法案阻止のため「安倍総理は軍国主義的だ」と世論の誘導を試みた動きには驚きを通り越して呆れてしまった。

 過去日本国のトップ・リーダーとして国の命運を一手に託された人間が揃いも揃って現職総理を「軍国主義」と声を嗄らして叫んでいる様は異様だ。彼らは自分がどのような立場で「何をしなければならないか?あるいは何をしてはいけないか?」の判別もつかない低劣な品性の輩であったことに改めて驚嘆した。

 私はこの5人は本来、国家の重鎮(元老)として世界的視野から政府を(もちろん意見を異にする場合もあろうが)支援するものだと思いこんでいた。

 しかし、我が身を削っても国家国民の安寧と繁栄を必死で考える人材にはほど遠く、自分が総理大臣の時、国家行政の最高責任者だった人間としてその手腕の不甲斐なさを“今さら国民に”見られたくないとのさもしい心理からこのような挙動になってしまった(哀れみさえ覚える老人に成り下がった)のであろうと私は推測する。

 結果として(彼らの努力も空しく)「戦後70年の談話」は日本の一部マスコミ・野党と一部のアジアの国を除く世界では大いに受け入れられ、国内に於いても多くの国民から好意的に受け止められたようだ。

 それにしても「軍国主義」と軽々に使われているが、それを口にする人の軍国主義の概念はどこを捉えて言っているのであろうか?

 近い将来日本国が軍国主義を実現できる国だとでも思っているのであろうか?

●どの点で軍事的色彩が強化され、自由な言論を統制する政治になっているのか?
●最近になって日本中の街角で軍人(自衛官)が我が物顔に闊歩するようになったのか?
●防衛費を(経済や国民生活を犠牲に)最優先して増額しているのか?
●他国に対し武力による威嚇ができる態勢(他国侵攻用装備の質?軍事力の量?)を整えているのか?

 どれもこれも近未来を含め軍国主義とはかけ離れているとしか言いようがないのではないか。なぜそう言えるのか具体例を示してその中味を聞いてみたい。

 それとも既に耄碌して、主語を「中華人民共和国が・・・」と言い間違えたのであろうか?