ウクライナ国境から遠ざかる爆撃機
ロシアのTu-95は、ウクライナ戦争では巡航ミサイルをウクライナに撃ち込み、A-50はウクライナ上空の情報を収集している。
だが、これらは自由に飛行できずに、防空圏外で飛行し、1500~2000キロ離れた地点から巡航ミサイルを射撃している。
爆撃機よりはるかに小さい巡航ミサイルでさえ米欧の防空ミサイルで撃墜されているので、これら大型爆撃機は、パトリオット防空ミサイルの射程圏内に入れば、容易に撃墜されてしまう。
A-50は、2014年1月にアゾフ海付近の上空を飛行中のところを撃墜された。その理由は、ウクライナが密かに前方に展開していたウクライナのパトリオットミサイルの射程内に入ったからだ。
図2 ロ爆撃機、防空網から離れた地点でミサイル発射(イメージ)
2025年6月、ウクライナ無人機が爆撃機の基地を攻撃してからは、シベリアや極東方面にまで避難した。
パイロットにとっては、防空範囲に入ることは恐怖そのものであろう。
