反グローバリズム時代の東京の立ち位置

 現在の反グローバリズム、ナショナリズムの中でさらに日本が世界の中で沈んでいくより、さまざまな国の人々と自ら交流し、視点を広げていけば、素敵なこともたくさんあるのではないか。

 そして我らの東京も、やっぱり開かれたインターナショナルな都市となってほしいと、2025年の終わりに思う。実際、今、世界は 反グローバリズムとグローバリズムの間で揺れているが、新しい流れはその、いいとこどりに向かっているような気もする。

永末アコ(ながすえ・あこ)
アーティスト/フリージャーナリスト。東京生まれ。1996年よりパリ在住。
セツモードセミナー在学中にフリーライターとして活動を始める。現在はパリ左岸に住み、フランスの社会、アートシーン、ライフスタイルなど、生のフランスを日本のメディアに向け取材執筆。2025年に3冊目となるエッセイ写真集「パリのキッチン 食と暮らしのアイデア50」(主婦と生活社)を出版。光のオブジェ作家としてもフランスと日本で活動している。