7月の参院選大阪選挙区。主要政党が4枠をめぐってしのぎを削った激戦に「完全無所属」という立場で参戦した候補者がいました。前・大阪府四條畷市長で、当時、全国最年少市長として注目を集めた東修平さんです。
今回のYouTube番組「西田亮介の週刊時評@ライブ」では、東さんがゲストに登場!なぜ、主要政党に属さない厳しい戦いをあえて選んだのか。その戦いに敗れた36歳は、これからどんな道を歩もうとしているのか。MC・西田亮介さん(日本大学危機管理学部教授)が、たっぷり掘り下げて聞きました。
※収録日は2025年9月12日。詳しい内容は、JBpressの公式YouTube番組「西田亮介の週刊時評@ライブ」でご覧ください。
中学生時代の夢「世界平和を実現したい!」
西田亮介氏(以下、西田氏):東さんはどんなことをお考えになりながら、ここまでのキャリアを培ってこられたんですか?
東修平氏(以下、東氏):もともと核融合の勉強をしていたんですが、これは非常に近い例で言うと太陽ですね。太陽が燃えている仕組み。中学生の時、ひょんなことで読んだ科学雑誌で核融合の特集がされていて、「地球に太陽を作ろう」みたいなタイトルだったんです。
読んでみたところ、ウランとか石油っていうのは数十年オーダーしか持たないけれども、当時のその本に書いていたところによると、核融合が実現したらもう数千万年というようなオーダーで人類のエネルギーは保たれると。
それを読んだ時に、けっこう子どもながらに衝撃を受けまして。じゃあ、世の中平和になるんじゃないかと思ったんですよ。
基本的にエネルギーなどを争って紛争というのは起きていますから。「これが実現できたら平和になるんだな、じゃあ太陽作ろう!」みたいな。ホント、そういう子どもっぽい理由で。
西田氏:今の中学校のころの話ですか?
中学生のころに、まず世界平和を実現したいという思いなんて、ぼくは1ミリも持っていなかったですし…。
そもそも、核融合について勉強したとしても、核融合と世界平和が結びつく中学生ってすごくないですか?
東氏:そうですかね。パソコンで調べると、その分野で進んだ大学の研究室があって、もうそこに行こう!みたいな。中学生の時にここの大学行く、って決まっちゃっていまして。