2025年8月16日、Athlete Night Games in FUKUI、男子100m決勝で優勝した栁田大輝(中央) 写真/森田直樹/アフロスポーツ
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- 200mの鵜澤は日本歴代3位タイの20秒11
- 男子100m決勝の栁田は10秒00
(スポーツライター:酒井 政人)
栁田が予選で追い風参考ながら日本記録を上回る
8月15・16日に開催されたAthlete Night Games in FUKUIで男子スプリント種目が大いに沸いた。その先駆けとなったのが男子100m予選だった。
8年前の日本インカレで桐生祥秀が日本人で初めて“10秒の壁”を突破して、「9.98スタジアム」の愛称がついた福井県営陸上競技場。桐生の後輩、栁田大輝(東洋大)の爆走に会場が揺れた。
追い風に乗って、序盤からグングン加速していく。ダントツトップでフィニッシュラインを駆け抜けると、速報タイムを「9.92」でストップさせる。日本記録(9秒95)を上回る“大記録”にどよめきが起きた。
しかし、風速は「+3.3」と表示されて、追い風参考記録に。栁田はピッチの上で天を仰いだ。
「9秒92というタイムを見て、一気にテンションが上がって、風を見て、一気にテンションが下がりました……」
栁田は5月下旬のアジア選手権を連覇しながらも、7月上旬の日本選手権は予選でフライング失格した。東京世界陸上の男子100m代表は最大3枠で、日本選手権を制した桐生祥秀(日本生命)と同7位の守祐陽(大東大)が参加標準記録(10秒00)を突破。栁田が個人出場をゲットするにはサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が期限内で出している9秒96を上回る必要がある。
予選は公認記録にならなかったが、約3時間後の決勝で再び、大記録にチャレンジすることになった。