カンボジアやミャンマーなど東南アジアで特殊詐欺グループの摘発が相次いでいます。日本の少年も含めた外国人が連れ去られ特殊詐欺に加担させられていることが明らかとなり、世界に衝撃が走っています。東南アジアに特殊詐欺拠点が蔓延る背景に何があるのか。実際に現場を取材したルポライターの安田峰俊氏が、JBpressのYouTube新番組「マライ・メントラインの世界はどうなる」で語りました。全3回にわたってお届けします。
【マライ・メントラインvs安田峰俊】(順次公開、YouTubeのチャンネル登録もお願いします)
(1)競争も金儲けもちょろい?中国人が日本を買い漁るワケ…湾岸タワマン、文京区立小「3S1K」に殺到、中学受験も席巻
(2)東南アジアに詐欺パーク乱立、「中華暗黒ベルト」がヤバい!日本の年寄りを「顧客」と呼ぶ日本人「管理職」に直撃
(3)DeepSeek、笑える活用術…「中国好き」キャラで逆洗脳してみると?中国AIは「核兵器より怖い」はどこまで本当か
国境地帯に多数の巨大な詐欺パーク
マライ・メントライン氏(以下:敬称略):安田さんは世界各地でディープな取材をしていますね。
安田峰俊・ルポライター(以下:敬称略):最近ではカンボジアとラオス、あとはタイのミャンマーの国境地帯に行きました。場所としては中国ではないのですが、まがうことなく「中国の取材」をしてましたね。
というのも、中国社会における「意識の低い層」が東南アジアに染み出して、完全に支配者として振る舞っているような世界が存在しているからです。この辺りを僕は「中華暗黒ベルト」と呼んでいます。
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メントライン:その「中華暗黒ベルト」では何が起こっているのですか。