SNSを見たり聞いたりするのにも、リテラシーが必要ではないかという意見があろう。まあ、あるだろう。

 が、もうめんどくさい。自分の判断を信じるほかはない。

 かつて自分が信じたリベラルが間違いだったというように、自分の判断が間違うことはある。それはしかたがない。自業自得だ。

 ただ、わたしが普段見ているYouTubeは、圧倒的に趣味や娯楽のチャンネルである。贔屓のチャンネルはいくつかある。そっちのほうが気楽でいい。

 今回の原稿は事情があって、金曜日(20日)に書いているから(注:通常は隔週水曜日公開だが今回は前週の土曜日公開)、22日(日)の都議選の結果がどうなるかを知らない。

 石丸新党「再生の道」は、石丸本人は立候補しないながらも、42の全選挙区に立候補者を立てた。だが、事前の「週刊文春」の予想では、「再生の道」の当選者はゼロである。はたして「再生の道」は躍進するのか。

 逆に大幅な議席増が予想されているのは国民民主党だ。

 しかしSNSもきまぐれである。国民民主党はこの夏の参院選の候補に山尾志桜里を擁立して、ミソをつけた。都議選も山尾一発で終わりかもしれない。

 けれど玉木も今回の批判は骨身に堪えたようだ。これだけのことで、国民民主党を見限るのもどうかと思うのだが。

 ただ、いまだにテレビは強い。腐ってもテレビである。国民全般に対する影響力はまだSNSよりも上である。

 小泉進次郎が次期総裁候補で、高市早苗を抑えて、1位になったという。まだテレビに誘導されて手もなくひねられる国民の騙され体質は、変わっていないようだ。