強いAIエージェントを持つ者が有利になる時代に?(筆者がChatGPTで生成)
(小林 啓倫:経営コンサルタント)
生成AIの次に来る技術として注目されている「AIエージェント(エージェント型AI)」。生成AIなど最先端のAI技術を駆使し、自律的に動作できるアプリケーションだ。
この連載でもたびたび取り上げてきたように、いまAIエージェント関連の技術や製品・サービス類が次々と発表されており、「2025年はAIエージェントの年になる」という予想が早くも成就されようとしている。
◎マイクロソフトが打ち出した「オープン・エージェンティック・ウェブ」に潜むAIエージェントの深刻なリスク(JBpress)
◎開発企業ごとにAIエージェントの性格が異なるという衝撃の事実、GPT-4oは協調的な性格、それではDeepSeekは……?(JBpress)
そんな中、AIエージェントの抱えるリスクも徐々に指摘されるようになってきている。今回紹介するのは、いわば「AIエージェント格差」とでも呼ぶべき状況への懸念だ。
AIエージェントの導入で仕事はどうなる?
リスクの具体的な説明に入る前に、そもそもAIエージェントが普及したら世界はどうなるのか、という点についても解説しておこう。
以前の記事でも触れたように、Microsoftは今年5月に開催された自社イベントにおいて、「オープン・エージェンティック・ウェブ(Open Agentic Web)」というコンセプトを打ち出した。これは「AIエージェント」が、ユーザーや企業に代わってウェブを含むデジタル環境全般で自律的に活動し、目的を達成するという未来のビジョンだ。
このオープン・エージェンティック・ウェブが実現された世界において、企業の日常業務はどのように変化するか、ChatGPTに近未来のストーリーを考えてもらった。結果はこうだ。