脅威はライバルの存在ではなく“暗殺”
――韓国大統領選で勝利するのは、李在明候補と考えて、間違いないか?
「現時点での確率で言うなら、95%くらいだろう。そのことを物語るエピソードを一つ教えよう。
李在明陣営では、先週末に『共に民主党』の『競選』が始まってから、李候補につけるボディガードを倍増させたそうだ。陣営の幹部は、こう言っていた。『もはや最も恐れているのは、ライバル候補ではなくて、李候補の暗殺だ』」

――李在明氏は、どんな大統領になるか? 本人は「大韓民国の真の民主を実現する」と公言しているが。
「手本になりそうな『先輩の大統領』が存在する。1月にアメリカで就任したドナルド・トランプ大統領だ。トランプ大統領は周知のように、従来の規則や慣習にとらわれず、自由気ままに政策を推し進めている。
李在明候補からすれば、『大統領になったらあそこまでやってもいいのか』と、内心ほくそ笑んでいることだろう。だから、ある程度、独裁的な大統領になるだろう」