港の前にある宝飾店から猫が出てきたかと思うと、少し怖い顔になって道のまんなかで座りました。島猫(地域猫)が店の近くにマーキングしないよう見張っているようでした。

 海綿(スポンジ)など島の特産物を扱う店で飼われるようになった島猫の子猫。同じくらいの大きさの子猫が近づくと、スポンジの陰に隠れつつも体を大きく見せていました。

 自分のお気に入りのレストランに近づくことは許さないという態度で、若いオス猫に向かっていく猫は精悍な顔つきをしていました。こちらもオスです。

 お客さんでにぎわう時間には野原で日向ぼっこしていたカフェ・レストランの猫。夕方のフェリーがアテネに向けて出発する時間になると、店に戻り、椅子の上でのんびりと過ごしていました。

※イドラ島への行き方
 アテネ近郊(中心部から南西に約10km)にあるピレウス港のフェリー・ターミナルからイドラ直行の高速船で約1時間30分です。