
便利でおいしいカップ麺は、いまや日本の食文化に欠かせない存在だ。しかし、調理の際にうっかりやってしまいがちな「NG行為」を知らない人も少なくないだろう。例えば、健康ブームのなか、“不健康”のイメージが根強いカップ麺に、健康にいいとされるオイルを別途、追加することを考える人もいる。だが、そのアレンジには、思わぬ事故や怪我のもとになるリスクがある。どのような危険が潜んでいるのか。
(杉原健治:フリーライター)
カップ麺に健康オイルを混ぜると…
それは、カップ麺にMCTオイルやエゴマ油などの食用油を加える行為だ。MCTオイルとは、ココナッツやパームに含まれる「中鎖脂肪酸」を主な成分とした食用油。近年、健康やダイエット目的で食事にこうした健康にいいとされるオイルなどを加える人もいるようだ。
しかし、これらの油をカップ麺に加えることで容器が破損したり、熱湯が漏れたりする事故が発生することがある。
国民生活センターによると、2018年から2023年4月までの約5年間で、上記の相談がPIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)に6件寄せられた。さらに、そのうち1件は漏れ出した湯で火傷を負ったという事例も報告されている。