民主党がこれで目を覚ますか?
選挙結果における最後の慰めの材料は、これで民主党が目を覚ますかもしれないということだろう。
民主党が貴族社会の特徴の一部を備えるようになって久しい。
貴族社会と同じように、実力より年功が重視される。難しいテーマについて同じように核心を避けて通る。
これは左派リベラルの気質の奇妙な部分なのかもしれない。例えば英国の労働党はエド・ミリバンド氏とジェレミー・コービン氏で10年を無駄にした。
だが、それが世界で最も重要な国の二大政党の一方となれば、ますます由々しき問題となる。
民主党が選挙に弱い政治家を甘やかすことは、ウクライナや中東、さらにはそのほかの地域にも影響を及ぼす。
政治で操作できる変数のうち最も重要なのは候補者だ(もちろん思想は重要だが、それは人「から」発信される)。
ハリス氏が2020年の民主党予備選挙で事実上最下位に終わった時、歴史は民主党に対し、将来のリーダーをほかに探すよう告げていた。
その作業を怠ったことで、民主党は勝てる選挙を落としてしまった。ひょっとしたら、それだけでは済まないかもしれない。
米国はトランプ政権下で独立250年を迎えることになる。見事に組み立てられた憲法をいただく共和国に敬意を表する方法として、国をストレステストにかける以上に良いやり方はないだろう。