7.釣況
渡船の船宿さんからの情報では前日のアジの釣況は時合いが短く、朝マズメの僅かな時間帯しか回らなかったとのことで、開始早々からコマセで寄せて手返しよく釣果を伸ばす作戦です。
潮回りから流れが緩慢と思いましたが、意外に潮が早く流れているため潮流とコマセの同調を気にしながら開始するも、なかなか魚のアタリがありません。
やがて潮上で下カゴにスキンサビキで釣りをしている2人にアタリが頻発するようになります。
潮流から潮上の2人が振ったコマセがこちらに流れてくることが考えられ、アジはこちらの位置が有利と踏んでいましたが、傾向が変わりません。
そこで表面と仕掛けの入る棚の流れが異なるのではないかと思い立って、下カゴのコマセを振ってその場で待つことにしてみると、ほどなくアタリが入り始めました。
サイズも堤防釣りとしてはまずまずの20センチ前後。
短い時合いのなかで挽回を試みまずが、型が良いためバラしもあり、コマセ釣りで釣れたのは15匹ほど。
やがて周囲の竿も曲がらなくなり、1時間ほどで時合は終了。
周囲は竿を置いて休憩に入り始めますが、私はここからもうひと勝負。
少し沖目に落ちた群れを探して投げサビキを開始。しばらくポイントを探っていくと、アタリが出ます。
ようやく見つけたポイントに集中的に仕掛けを入れていくと毎投アタリが入り、時には2連、4連で掛かり、あっという間に目標数の30匹ほどに到達し、今回のアジ釣りは終了。
その後、場所を変えてキス釣りに変更するも、前日に良型のキスが数よく釣れた情報から当日は一変。
広く探ってもアタリがほとんどなく、活性がかなり低い状況。開始から1時間程でようやくレギュラーサイズが釣れるも後が続かず。
小潮周りでこの先の活性変化も難しいと判断し、今回は早めの終了としました。
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