島の海岸線を歩いていくと、漁港がありました。大きくてきれいな猫が現れ、何か話したそうにしています。この漁港の説明をしたかったのかな?
港の突堤を歩きはじめたら、先ほどの猫が後をついてきました。「ここで写真が撮りたいな」と話しかけると、猫はポーズをとってくれました。
ところがそのとき、虫が飛んできて、猫の本能が瞬時に反応しました。前足がブレてしまったし顔が隠れていますが、思い出に残るショットとなりました。白いおなかの毛並みも見られて、得をした気持ちです。
原っぱで虫と遊んでいたのか、草むらに潜り込んだり、飛び上がったりする猫がいました。その様子を見ていたら、こちらに気がつき、我にかえったように「あ、もう帰らなきゃ」と歩いていきました。
その猫が向かった先には、なかよし猫が寝ていました。顔の柄に特徴のある猫で、すっとんきょうな表情に見えます。実は、ストレーザの記事の最後で紹介した「キリッとした表情の猫」なんですが、正面から見るとまた違った雰囲気を持っていました。飼い主さんによると2匹はきょうだいで、ブリーチョラ、ビリーロという名前。双方とも「小さい」「少し」という意味だそうです。
花壇の中でなが~くなっていた、イタリア・マッジョーレ湖畔の猫
「名付けたときは、手のひらに乗るくらい小さかったからなんだ。大きくなったいまでも、名づけた頃のことを思い出して、愛おしくて大切だと思えるから、いい名前だと思う」と話してくれました。