ストレーザの沖合にあるボッロメオ諸島はペスカトーリ島のほかにベッラ島とマードレ島があり、この2つはミラノ貴族ボッロメオ家所有のものです。白い遊覧船の向こうに見えるのがベッラ島で、絢爛豪華な宮殿と庭園は入場料を支払って見学できます。マードレ島は島全体が植物園になっていて、クジャク、尾の長いキジ、キンケイなど放し飼いにされた珍しい鳥類が見られます。
ペスカトーリ島(イゾラ・スペリオーレ)は、短めのフランスパンのような形をしていて、長さ約300メートル、幅は約70メートルの小さな島です。
島の北側には住宅がなく、並木道になっていました。訪れた人々はそぞろに歩いてベンチで休み、湖とアルプスのパノラマを楽しんでいました。人と歩調を合わせて歩いていた黒猫ですが、疲れたのか途中で休んで、肩を舐めていました。