箱根駅伝 過剰演出ちょっとうるさい

 第100回を迎えた箱根駅伝。1月2日の往路は青山学院大学が区間新記録で制した。2区から4区までの3区間で区間賞を取る圧巻の走りで、絶対王者・駒沢大学を抑えての往路制覇である。もっとも、1月3日の復路で駒澤大学が巻き返すのは必至。箱根駅伝をテレビで見始めて30年以上が経つが、第100回の名に恥じぬ戦いが繰り広げられている。

 一方で、コンテンツとしての価値が高まるにつれて、テレビ中継での演出に対する批判的な声もあがるようになった。過剰な演出に対する批判の声である。それだけ注目度の高い国民的イベントになったということだが、もう少し静かに選手の走りを見たいと思う人もいるのではないだろうか。優れたコンテンツだが、感動を押しつけられると逆に興が醒める。(作画:田楽庵、文:蛙)

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【田楽庵】
フリーランスイラストレーター/漫画家。
東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業。別名義で週刊少年ジャンプ+(集英社)にて新人賞受賞・掲載歴あり。

【蛙】
編集者/ジャーナリスト
東京都生まれ。大手メディアで記者や編集者を歴任した後、独立。