自民党と岸田政権を揺るがしている派閥パー券裏金疑惑が止まらない。首相を支える松野博一官房長官をはじめ、西村康稔経済産業大臣、鈴木淳司総務大臣、宮下一郎農水大臣など安倍派の閣僚が辞表を提出。自民党の側でも、萩生田光一政務調査会長、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参議院幹事長も辞任を表明した。いずれも議員辞職は否定している。
ただでさえ支持率が低迷している中で、政権を揺るがす閣僚などの大量辞任。解散総選挙も内閣総辞職も事実上、封じ込められている岸田首相がすべきことは、つまらない身内びいきではなく、パー券収入の使途を明らかにし、総裁任期が切れるその時まで、自民党の膿を出し切ることではないか。(作画:田楽庵、文:蛙教授)
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【田楽庵】
フリーランスイラストレーター/漫画家。
東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業。別名義で週刊少年ジャンプ+(集英社)にて新人賞受賞・掲載歴あり。
【蛙教授】
編集者/ジャーナリスト
東京都生まれ。大手メディアで記者や編集者を歴任した後、独立。