スペインのサッカークラブ「FCバルセロナ」のホームスタジアム「Spotifyカンプ・ノウ」が全面改修中だ。新スタジアムは国際設計コンペティションの結果、日本の日建設計と地元カタルーニャのパスカル・アウジオ・アルキテクテスのチームに決定。
その“大逆転”とも言える国際コンペ当選に至る詳細な経緯を、日建設計の設計チームに独占取材した。(聞き手はBUNGA NET編集長 宮沢洋)
──バルセロナで書いた「Spotifyカンプ・ノウ」着工の記事がすごく読まれました。現地ではお忙しいなか、ありがとうございました。
全員:こちらこそありがとうございました。
「Spotifyカンプ・ノウ」着工の記事はこちら。
FCバルセロナ「Spotifyカンプ・ノウ」全面改修の工事がいよいよ始まった
村尾忠彦(執行役員 グローバルデザイングループ プリンシパル):宮沢さんには『誰も知らない日建設計』(日本経済新聞出版より2021年刊)でも「Spotifyカンプ・ノウ」を取り上げていただいて、大体のことはご存じと思いますので、今日はまず、コンペのときの生々しい話を私からさせていただき(笑)、その後でコンペ後の話を伊庭野からさせていただきます。
──おお、コンペの話も! それはよろしくお願いいたします。