浮気相手は4000人以上?ロックの神様、ミック・ジャーガー(写真:アフロ)

 日本のエンターテインメント業界で絶えない不倫騒動。だが、メディアにどう報道されようがお構いなしの自由奔放な恋愛を繰り広げてきた大物たちがいる。それがロック・スターだ。なかでも英国のロックバンド、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーは4000人以上と浮気したとも言われ、親友やバンド仲間の妻や恋人でさえも遠慮なく手を出してきた。そんなデタラメだが憎めないロックスターのエピソードをまとめた『不道徳ロック講座』(神舘和典著、新潮新書)から一部を抜粋し、驚愕の恋愛模様を紹介する。(JBpress)

ロック界の性豪ミック・ジャガー

 ロック・スターは恋愛に奔放だ。目の前に魅力的な女性が現れたら遠慮などしない。拒否されようが、ライバルと争うことになろうが突き進む。ぐずぐずとためらうタイプもいるけれど、結局はいく。

 アニタ・パレンバーグ(女優。キース・リチャーズの元内縁妻)、アンジェリーナ・ジョリー(女優)、エリック・クラプトン(ギタリスト)、カーラ・ブルーニ(モデル、シンガー。エリック・クラプトンの元彼女)、カーリー・サイモン(シンガーソングライター)、ジェリー・ホール(モデル)、ジャニス・ディキンソン(モデル)、デヴィッド・ボウイ(ロックミュージシャン)、ニコール・クラック(モデル)、パット・アンドリュース(ブライアン・ジョーンズの元妻)、ビアンカ・ペレス・モラ・マシアス(ファッションミューズ。ミック・ジャガーの元妻)、ベット・ミドラー(シンガー)、ベベ・ビュエル(モデル。エアロスミスのヴォーカリストであるスティーヴン・タイラーの元恋人で女優のリヴ・タイラーの母親)、マーシャ・ハント(シンガー)、マリアンヌ・フェイスフル(女優、シンガー)、マリー・アンジェラ・バーネット(モデル。デヴィッド・ボウイの元妻)、ミック・テイラー(ギタリスト。ローリング・ストーンズの元メンバー)、メラニー・ハムリック(バレエダンサー)、リンダ・イーストマン(写真家。ミュージシャン、後にポール・マッカートニーと結婚)、リンダ・ロンシュタット(シンガー)、ルシアナ・モラド(モデル)……。

 これらは、ローリング・ストーンズのヴォーカリスト、ミック・ジャガーとの関係が報じられた相手の一部(五十音順)。

 そうそうたる顔ぶれだ。もちろん同時期に複数の女性と交際している。有り余るエネルギーをコンスタントに放出しないと、自分を維持できないのだろう。友人やバンドメンバーの妻や恋人もいる。しかも、女にもいくけれど、男にもいく。

 関係した相手は、ここで紹介しているような著名人だけではない。ファンだろうが、自分の家で働く家政婦さんだろうが、視界に入る存在に次々と迫る。相手はミックからのアプローチに応じて身体を許す。双方同意のもとに行われる自由恋愛だ。スーパースターだからこそ。

 そんな詳細が彼の伝記『ミック・ジャガー ワイルド・ライフ』(クリストファー・アンダーセン著/岩木貴子、小川公貴訳/ヤマハミュージックメディア刊)には書かれている。この書籍は自叙伝ではないものの、本人への取材はもちろん、友人や家族、元妻、愛人らの証言を盛り込んだ伝記である。暴露本ではなく、ほぼ本人公認の伝記と言っていいだろう。私生活をここまでオープンにしているミック・ジャガーをリスペクトすらしてしまう。