バラク・オバマ氏が副大統領に? あるいは夫人のミシェル氏(写真)か(5月3日、WSJのイベントでの講演、写真:AP/アフロ)

バイデン氏の転倒の身体的要因は何か

 ジョー・バイデン米大統領(80)がコロラド州の米空軍士官学校の卒業式で演説後、壇上で砂袋につまずき転倒した。

 演説を終えて卒業生と握手をしている際につまずいたのだ。醜態だ。

 今年2月には、ウクライナに電撃訪問した際にも大統領専用機に乗り込む際にタラップで転んだ。

 高齢者に転倒はつきもの。それで命を失う者もいる。

 専門医によれば、転倒は加齢変化による筋力、運動神経、平衡感覚、視覚、聴覚などの低下が要因だという。

 身体要因としては起立性低血圧、不整脈、パーキンソン症候群、骨粗しょう症などがあり、また鎮静睡眠薬、降圧薬など薬物服用などが考えられるという。

転びやすくなる原因は? | 国立長寿医療研究センター

 ホワイトハウスのケビン・オコナー医師は、今年2月に行われた健康診断では、バイデン氏は健康で「引き続きいかなる例外や取り計らいもなく、完全に職務を遂行するのに適している」との見解を示している。

 だが、政治家の主治医の言うことは政治的思惑絡みで100%は信用できない。

 バイデン氏は4月、2024年大統領選への再出馬を宣言している。今のところカマラ・ハリス副大統領(58)の続投を匂わせている。

 世論調査では、米国民の69%が高齢を理由にバイデン氏の再出馬に反対している。

How Much Do Voters Really Care About Biden’s Age? - The New York Times)

 それに就任以後、バイデン氏に対する支持率は40%台に低迷している。その主な理由は高齢だからという。