地味で、あまり人が行かない灯台のおもしろさに気づき、去年から20カ所ぐらいを探訪しているのだが、久しぶりに歯ごたえのある灯台に行った。香住港城山灯台(かすみこうしろやまとうだい、兵庫県香美町香住区)だ。

 日本海に面した兵庫県香美町(かみまち)にある香住港の東側に、城山という場所がある。“城山”という地名は、以前にあった塔の尾城(1336-1580)が由来になっている。

 現在、その塔の尾城の代わりに立っているのが香住港城山灯台だ。

 難易度が高い理由の一つが、登り口のわかりにくさだ。さいわい、灯台探索の先人がブログで登り口の写真を上げてくれていたので、今回は迷わずに発見できた。ありがとうございます。

 そうじゃなきゃこれが登り口だとはわからないよね?

 上の写真は、香住の町中から岬の突端に向かい、坂を上り始めて振り返ったところ。道の右側、棒が立っているところが登り口。左には保育園とこどもの広場がある。

※本記事中の写真(18点)が配信先のサイトで表示されない場合は、JBpressのサイトでご覧ください。

 ここまで近づくとコンクリートの段が見えてきて、ようやく登り口だと確認できる。棒には「石仏地蔵第三番 左登ル」と書かれている。