このロープがないと進む方向がわからないし、なによりこの段差を上るのをあきらめてしまう人もいるだろう。見た目はすごそうだが、右のロープにつかまりながらなら、なんとか上れる。灯台職員用というよりは、灯台観光用に誰かが用意してくれたんだろう。ありがたく使わせてもらおう。
右に「城山灯台 登ル 十五分」という案内棒もあった。ちなみに、この先に灯台があるという案内は、町中を含めてここだけ(おそらく)。
このあとは、そこそこ急な山道がずっと続く。城山の標高83mを一気に上るのはなかなかキツイ。アキレス腱がよく伸びるよ。
崖下からは、広場で遊ぶ保育園児の声が小さく聞こえてくる。あとは落ち葉を踏みしめる音と、自分の苦しげな息の音だけ。
右をよく見ると、3本の木に赤いリボンが結んである。この3つを結ぶ線より右に行くな(道が違う)、ということか。
道の傾斜がなくなり、木もちょっと途絶えた場所がある。写真下部を見るとわかるように、木の全体、あるいは枝を切った形跡がある。これも、誰かが整備してくれているということだ。感謝。