500mほど進むと、ようやく灯台にたどり着く。もちろんだれもいない。

 周囲は草原(くさはら)しかない。灯台を独占しているという気分になるし、それを目撃する人がいないことがさらに現実感を失わせる。

「見える人工物は灯台だけ」と言いたいところだが、風力発電の風車が1本だけある。ここがおしい。

 この2つの灯台と同じように、行くのに少し苦労するのが、立石岬灯台(福井県敦賀市)だ。だが、行くだけの価値があるカッコイイ姿をしている。
つい見に行ってしまった立石岬灯台の「かっこよさ」
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/63066