オーバーハング水槽は最近増えている人気の水槽だが、ここは水槽のせり出した部分の水を薄くして光を入りやすくし、そこに「うずしお」に似た水の動きを加えて“光と水に包まれる感”を強調している。自然光が入ることにより、水深の深い部分には、見事な青いグラデーションが生まれる。多くの水族館を見たが、確かにこの水槽はSNSに上げたくなる写真が撮れる。

 屋外のショープールも、一風変わっていて面白い。2階にある「海豚(イルカ)プール」は、観客席がウッドデッキのような仕上げで、最上段が広い斜面になっている。

 ここでは体育座りをしたり、寝転んだりしてプログラムを見る。これは、「プログラムのないときにもゆっくりイルカを見られるように」という設計者の配慮だ。

 暗い室内の展示を見続けていると小さい子どもは疲れてしまう。プール脇でゴロゴロできるというのは子連れの家族にはうれしい。寝転びながらプールと重なる海を見るのは、これも1つの「水と光に包まれる」体験。