米軍の偵察などの特殊作戦用無人機「ストーカー」(3月8日撮影、米海兵隊のサイトより)

 ロシア軍の超旧式「ドンバス総攻撃」の大号令が掛かって以降、米国のジョー・バイデン大統領は4月22日、8億ドル相当の軍事支援(https://www.jiji.com/jc/article?k=2022042100719&g=int)を発表。

 支援の中身として「新型ドローン121機」が含まれています。

 これがウクライナ側の要請もあって急遽準備した最新型ドローン「フェニックス・ゴースト」(https://www.aljazeera.com/news/2022/4/22/phoenix-ghost-what-we-know-about-us-new-drones-for-ukraine)に注目して、この戦争の勝敗を考えてみます。

 121機というのは、この発表に間に合った台数と思われ、今回の商機に合わせて軍事産業が現在急ピッチで増産中と見るのが妥当でしょう。

 今回、いきなり実戦投入できるので、その効果を全世界が注目しています。

 ロシア戦車隊が殲滅されれば、1台数億円もする割に瞬殺される旧式戦車など誰も見向きせず、新興AEVEX社製「フェニックス・ゴースト」に、全世界から注文が殺到する、またとないPR、CM型戦争となっている点に、まず注目しておきます。

謎の新型自爆ドローン?

 この「フェニックス・ゴースト」、いまだ情報が公開されておらず(https://www.world-today-news.com/phoenix-ghost-wikipedia-the-free-encyclopedia/)、「謎」とする報道(https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20220423-00292704)も見られます。

 米国側は、先行する同様の兵器「スイッチブレード」と似た兵器だと説明しています。まずはその特徴(https://www.politico.com/news/2022/04/21/mystery-drone-air-force-new-weapon-ukraine-00026970)を抜き出してみましょう。