ホテルに戻ると、朝いっしょに遊んだ犬がわたしの部屋の前で「テヘヘ!」という顔で待ちかまえていました。
ホテルの主人に尋ねると、知らない犬だといいます。主人は、わたしにも理解できるように英語で「どうしてここにいるの?」と、犬に話しかけていましたが、らちがあきません。トルコ語に変えてしばらく犬と会話すると、犬はゆっくりと去って行きました。
「どうしてあなたを待っていたのか聞いたが、わからなかった。お母さんのところへ帰りなさいといったら、理解したようだね」。彼によると、マルマリスのほとんどの犬や猫は言葉を理解し、人と意思疎通ができるそうです。
早朝のマルマリス湾は、鏡のように凪いでいました。
ところが天候が悪化するという天気予報が出て、翌日のロドス島へ行く高速フェリー「AEGEAN CAT」の欠航が決まってしまいました。
もう1泊滞在する予定でしたが、仕方なく、このあとフェリーでマルマリスをあとにしました。