薬局の自動ドアの向こうから外を見ている猫と目が合いました。そうだ、日焼け止めを買おうと思っていたんだった、と中に入りました。

 奥にも猫がいました。入り口にいた白いほうが母猫で、名前はクレイトン、5歳。灰色のほうは息子のピーピー、2歳です。いつもは店に出てくることがないのに、今日はどうしたんだろうと、店主が不思議がっていました。ふだんは会えないというゴージャスな猫たちに会えて、ラッキーでした。

 帰国する日の朝となりました。チャウエンの中心地からサムイ空港までは、ソンテウ(乗合バス)で約20分です。空港へ着くと、警備犬(「K-9」と呼ぶ)が任務についていました。風通しがよく涼しいところに移動できるように、保安のためのデスクは動かせるようになっています。

 サムイ空港には、ターミナルやサテライトなどのおなじみの空港施設はなく、オープンエアで開放的な造りになっています。カフェの椅子で猫がくつろいでいました。

 最後まで、楽しませてくれたサムイ島は、また、必ず行ってみたいところです。犬や猫が楽しそうに暮らしている姿が、心に残っています。