ルビコン川渡ったトランプ氏
ドナルド・トランプ前大統領が24年の大統領選に立候補する意向を固めた!
特報したのは親トランプのフォックス・ニュースではなくリベラル系ニュースサイトの「サロン」(Salon)だ。
トランプ氏の信頼も厚い政治顧問のロジャー・ストーン氏が、トランプ氏から直接聞いたというのだ(ストーン氏は司法妨害罪、偽証罪で禁固刑を受けたが、トランプ氏の恩赦で無罪放免になっている)。
「私もトランプ氏の再出馬については半信半疑だった。だが話してみて彼が2024年の大統領選に出ると確信した。彼はすでにルビコン川を渡った」
「(大統領予備選が最初に行われる)アイオワ州、ジョージア州で遊説を始める。私も同行する」
再出馬説はストーン氏だけが打ち上げたわけではない。
2020年、トランプ陣営の選挙本部長だったジェイソン・ミラー氏も「トランプ氏は99%から100%立候補する」と明言している。
愛妻のメラニア夫人は最近、複数の知人に「もう一度ファーストレディになるなんてまっぴらごめんだわ」と漏らした、とCNNが報じた。再出馬は、メラニア夫人の了解なしに決めたということになる。
メラニアさんは、トランプ氏が再起を期して2月に出席した「全米保守政治行動会議」にも、6月のノースカロライナ州での集会にも姿を見せなかった。
壇上に立ったトランプ氏は「メラニアが皆さんによろしくと言っていた」と述べるのみ。トランプ支持者にとっては「メラニア欠席」は織り込み済みになってきた。
娘のイバンカさんも最近では父とは距離を置いている。それでもトランプ氏がもう一度返り咲きを狙っている理由は何か。