(花園 祐:上海在住ジャーナリスト)
7月21日のオリンピック開催を控え、日本では新型コロナウイルス感染症用ワクチンの接種が急ピッチで進められていることと思います。ただ報道を見る限り、当初の想定ほどには進んでおらず、65歳未満の一般接種についても目途が立っていない模様です。
一方、中国では今年(2021年)3月から外国人を含む一般接種が開始され、7月5日時点で接種回数は13億回を超えています。筆者自身も6月に2回目の接種を終えており、周囲を見渡してもワクチン未接種者の方がもはや少ない状況となっています。
そこで今回は、中国のワクチン接種スケジュールや予約方法を説明しながら筆者の接種体験記をお送りします。
介護や医療、運送関係者から優先的に接種開始
中国のワクチン接種スケジュールは管轄する省や市によって異なりますが、筆者の住む上海市のスケジュールは下の表の通りとなっています。