6月18日、都庁で記者会見する小池百合子都知事。21日から緊急事態宣言が解除され、まん延防止等重点措置となるのを受けて、飲食店での酒類提供を緩和するが、「2人以下」「午後7時まで」など外食産業には厳しい内容となった(写真:つのだよしお/アフロ)

 6月18日夜、小池百合子東京都知事が記者会見を行い、21日以降の東京都のまん延防止等重点措置を発表した。

 この時、私は池袋の中国料理店で、ある在京中国人の会社社長と会食していた。テレビは小池都知事の虚ろな表情を大写しにしている。途中から中国人店長も話に加わってきて、「在京中国人の視線」から、飲食店問題について談論風発となった。以下、その一部を紹介する。

小池知事が示したルール、中国人はきっと守らない

近藤 小池都知事はいま、「酒類の注文は午前11時から午後7時まで」「酒類の利用は1グループ2人まで」「滞在時間は90分まで」「コロナ対策リーダーを都に登録し研修を受ける」・・・と説明しています。

店長 「1グループ2人まで」って言うけど、きっと4人で来た中国人客は、「2人ずつで2グループだ」って言い張って、隣り合って座るよ。また、「滞在時間は90分まで」と言うが、2人のうち1人が30分遅れてきた場合はどうするの? それから、「コロナ対策リーダー」って何? こんなの外国人経営者は、どうしていいか分からないよ。小池都知事は「国際都市宣言」したんじゃなかったの?

社長 一言で言うと、小池は「小痴」だ!(注:中国語では「小池」と「小痴」は、ほぼ同音の「シァオチ」)。自分は中国籍だから選挙権がないけれど、東京都民はなぜこんな無能な政治家をトップに選んでいるのか理解できない。

 もちろん、中国にもいますよ、無能な省長や市長たちがわんさかと。でも中国の場合、共産党というお上が勝手に決めて、降ってくるから仕方ない。ところが日本は、民主国家でしょう? もう少しまともな都知事を選びなさいよと言いたい!