2020年から韓国の個人投資家が一番多く保有・取引していた米国株は、テスラがダントツの1位であった。
2位以下はアップルになったり、アマゾン・ドットコムになったりと入れ替わりがあったが、テスラは2021年5月まで不動の1位を占めていたのだ。
ところが6月に入り潮目が変わったようだ。
証券会社の最新投資ランクを見ると、何と取引高1位がAMCエンターテインメント(以下、AMC)に変わっていた。
保有高ランキングの1位は相変わらずテスラだったものの、取引高ではAMCが一躍1位に躍り出たのだ。
6月4日、韓国の預託決済院によると、最近1週間(5月28日~6月3日)の国内投資家が最も多く買った銘柄はAMCエンターテインメントホールディングスで2912万ドルであった。
ちなみに、AMCは米国の映画館チェーンである。
以前ゲームストップの株価高騰について書いたことがあったが、今回はAMCがその対象となっている。
つまり、空売りに反発した米国の個人投資家らが集結してAMC株を集中的に買収した。その動きに韓国人の個人投資家も同調、取引高で一躍1位に躍り出たのだ。
最近、韓国ではミーム・ストック(meme stock)に投資する人たちが増えている。