この母犬は、土間に穴を掘っていました。子犬が大きくなるにつれて、寝やすいようにそのくぼみを大きくしているとのこと。お母さんの鑑のような犬です。

 ラオスの伝統工芸である織物工房にも番犬がいました。見学者がときどき訪れるので、来訪者に慣れてはいるのですが、家の人を守るという使命は忘れていない、ということが動きからわかりました。

 川べりに立つロッジの黒猫は、川風が通り抜ける場所で涼んでいました。涼しい場所は猫に聞けと言いますよね。

 次の日のまだ暑くない朝、ロッジの猫は日を浴びてグルーミングをしていました。ルアンパバーンの犬も猫も、さまざまな工夫を凝らして暮らしているようでした。

 後編は白黒猫がたくさん出てきますよ。
8匹の白黒猫が次から次へと現れた
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/65457

※ルアンパバーンへの行き方
 ルアンパバーン国際空港への日本からの直行便はありません。バンコク(タイ)かハノイ(ベトナム)で乗り換えるが便利です。また、チェンマイ(タイ)発の2、3泊のパッケージ・ツアーがあるのでそれを利用するのもいいでしょう。

 ラオスの首都ヴィエンチャンからルアンパバーンまではおよそ300km。飛行機で約45分、バスや乗り合いバンで12時間ほどです。