一般・つみたてNISAともに、若年層の投資額が増えている
一般NISAの年齢別買付額の比率は下図の通り、60歳代が最も多く28.3%、以下70歳代22.2%、50歳代17.1%、40歳代13.7%、30歳代9.0%、80歳代以上6.9%、20歳代2.8%の順になっています。年代別の口座数比率では60歳代、70歳代はほぼ同率でしたが、買付額では60代の方が多く、かなり差があることがわかります。
金融庁「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査(2020年3月末時点)」を基にMonJa編集部作成
ただし、直近3カ月の増加率では、30歳代8.8%増、20歳代8.4%増、40歳代8.3%増、50歳代7.7%増が平均の増加率7.2%増を上回り、若い人の買付額が伸びています。
つみたてNISAの年齢別買付額の比率は40歳代が最も多く28.7%、以下30歳代が26.6%、50歳代19.0%、20歳代11.7%、60歳代9.9%、70歳代3.7%、80歳代0.4%になっています。
金融庁「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査(2020年3月末時点)」を基にMonJa編集部作成
直近3カ月の増加率は全体が25.5%増、20歳代28.2%増、50歳代25.9%増、30歳代25.7%増が平均を上回っています。つみたてNISAも若い人の利用が増えていることがわかります。
一般NISA、つみたてNISAそれぞれの良さがある
金融庁が発表した「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況表(2020年3月末時点)」を参考に一般NISA、つみたてNISAの特徴についてみてきました。
一般NISAの選択ポイントは、短中期での値上がり益を狙った個別株への投資が可能な点です。一方つみたてNISAの選択ポイントは、一般NISAに比べて長い20年の非課税運用期間を利用して長期の資産形成を行える点になります。
一般NISAとつみたてNISAの選択に迷った時にこの記事を参考にしていただければ幸いです。
2020年度税制改正によるNISA制度の変更点につきましては、第18回の記事「一般/つみたて/ジュニアNISAの変更点は?」にて取り上げていますのでそちら記事をご覧ください。