「四面楚歌」でも侵略的行動に邁進
中国は、「四面楚歌」に陥っている。
自ら蒔いた種であるが、それをものともせず、世界覇権を手中に収めようと侵略的行動に邁進している。
21世紀最大の隠蔽偽装工作によって新型コロナウイルスを世界中にまき散らし、甚大な人的損害と深刻な社会経済活動の停滞をもたらしている。
その最大の被害者は米国であり、そのため、貿易戦争に始まった米国との対立を本格的・全面的闘争へとエスカレートさせてしまった。
同時に、新型コロナウイルスによるパンデミックは、世界中の国々に、一様ではないが、共産中国の異質性や危険性を広く認識させたのは間違いない。
中国自身も、自ら招いた「外部環境の悪化」を無視してはいないようだ。
中国共産党の党外交を推進する中央委員会対外連絡部の周力元副部長は、7月3日付の環球時報で「外部環境の悪化に備え6つの準備を整えよう」のタイトルで論文を発表した。
ちなみに環球時報は、米国政府に中国共産党のプロパガンダ(政治宣伝)機関と認定された。
その要点は、以下の通りであり、共産中国の国際情勢・外交の現状認識を反映していると見ることができよう。