(写真はイメージです)

 医師兼マンガ家の近藤慎太郎です。

 医師としての私の専門は「消化器内科」と「予防医療」です。

 消化器内科は、胃や大腸といった消化管、肝臓、胆道、膵臓など、非常にたくさんの臓器を対象とする科です。その中でも、私は特に消化管を専門としています。

 また、予防医療というのは、病気の発症を未然に防ぐ、もしくは病気をできるだけ早期に発見して、手遅れにならないうちに適切に治療することです。対象になる病気には、「がん」や「メタボリック・シンドローム」「メンタルの不調」などが含まれます。

 こういった病気についての正しい情報を、マンガを使って分かりやすく解説することを目的に活動しています。

 さて、ここ数カ月、世界中で新型コロナウイルスが猛威をふるっており、感染症を専門とする医師や関係者たちが、連日様々な情報を発信しています。

 私としても、コロナウイルス自体の知見に関しては、専門家に任せておこうと思っています。ただなにぶん、これは多くの現代人が経験をしたことがない未曽有の事態です。ここから先、感染症に限らない様々な問題が生じてくるはずです。

 たとえば、

「リモートワークになった時に、どんなリスクが生じるのか?」

「運動不足はどう解消すればいいのか?」

「メンタル面はどうコントロールすればいいのか?」

「食事は何が良いのか?」

・・・などに関しては、感染症領域にとどまらない、横断的な知見が求められます。