こちらを見ていきませんか、と案内されたところには、外猫の家がありました。
これは猫用の家で、グダニスクのいたるところでも見かけました。冬に猫たちが寒さから逃れるためのもので、猫の保護をする団体が設置し、猫の世話もしているそうです。中には古い布や藁が入っていました。
外猫の家を設置している庭にいた奥さんに話を聞いてみました。猫の保護活動をする団体から設置を頼まれたのだそうです。それをきっかけに、自身も猫の保護活動と世話をはじめるようになって、とても楽しいと話してくれました。
奥さんの話し声を聞きつけて、黒猫がやってきました。「まだ、夕ごはんの時間ではないよ。誰も食べに来てないでしょ」といわれて、がっかり。「でも、せっかく来たのだから、おやつを少しだけね」と、ドライフードをもらいました。
イェリトコボに観光客が訪れることはほとんどありません。そんな小さな町ですが、行ってよかったです。ポーランド北部の猫と人との関係にふれられた、よい旅でした。