官房長官からも「支払っていない」との説明があった。

 であるとするならば、首相夫妻や安倍事務所の関係者は、ホテル・ニューオータニで5000円の支出をケチり、無銭飲食、ただ食いただ飲みをしたことになる。

 しかし無銭飲食は、被害を受けたホテル側が訴え出なければ刑事事件にはなりません。

 ホテル・ニューオータニが首相夫婦のただ食いを交番に訴え出なければ、無銭飲食というけち臭い罪名で内閣総理大臣夫婦やその一族郎党が刑事被告人になることは免れます。

 その代わりホテル・ニューオータニは、首相夫婦やその関係者に不当な利益供与をしていたことになります。

 今回は値引きをするので、その代わりに便宜を図ってもらいたい・・・そのような請託を疑われても、全く言い逃れができません。

 事実、ニューオータニという「企業」は内閣府からしばしば業務を委託される「業者」でもあります。

 首相に不当な便宜を供与し、その代わりに請け負った業務の中に「皇位継承式典」の一部である「内閣総理大臣夫妻主催」で、各国国家元首を招いた大晩餐会の不正な受注があったとしたら・・・。

 ケチ臭い些少な金額の「ただ食い」ではなく、国家レベルの大疑獄事件に必然的に発展してしまうだろうというのが、郷原弁護士が明快に示した「桜を見る会」で現政権は完全に「詰んだ」という筋道になります。