つまり、日本国として、世界各国のトップを招いて催される、最高の晩餐会を開く会場として選ばれたのが「ホテル・ニューオータニ」<鶴の間>で、ここで「参加費5000円」で開かれたのが「桜を見る会<前夜祭>」なる行事だったわけです。
ちなみに、全く余談ですが、昨晩、このところいろいろ頑張ってくれていたスタッフたちを労う意味も含め、ややよそ行きの食事を共にするべく大学の裏、根津の街にある庶民的なワインバーに出かけました。
そこですら勘定は5000円の数倍になりました。
日本国として、米国や欧州など各国の元首級要人を招いて1人5000円ということですから、これからはニューオータニを焼き鳥屋代わりに常用したいと思います。
どちらに転んでも「終わり」
さてはて、そんな「日本一の宴会場」ホテルニュー・オータニで開催された「桜を見る会」前夜祭の経理に関する説明に、決定的なパラドックスが突きつけられました。
11月18日、郷原さんが示された論理は単純明快、まさに快刀乱麻というべきものです。
「安倍首相夫妻や安倍事務所の人間は<桜を見る会>前夜祭の会費5000円を払ったのか?」
直前までぶら下がり記者会見などで語られていたストーリーは「桜を見る会」前夜祭は、参加者がホテル側に直接参加費用(5000円)を支払っており、安倍事務所はコミットしていない、というものでした。ある意味分かりやすい説明です。
そうであるなら、安倍首相夫妻や「前夜祭」に参加したスタッフもまた、この宴会に「参加」しているのですから、参加費を支払わねばならないでしょう。
そして、そのような支出があったのなら、政治資金の収支報告書に記載がなければなりません。しかし、そのような記載はなかった。