【参加者の声】

「これまでダイバーシティを考える際には個人個人にのみ意識を向けてきましたが、今回のワークショップやセミナーを通じて、そもそも仕組み自体への視点が欠けていたのだと気づかされました。今後は会社の構造や仕組みがどうなっているのかをしっかり意識して、ダイバーシティ推進に取り組んでいきたいと思います」(百貨店・人事/男性)

「社会や組織はマジョリティの価値観と常識に合わせて作られたものである、という視点がとても新鮮で勉強になりました。ダイバーシティの本質的な部分を理解することができ、ようやく腹落ちできたと感じています。今回いただいたテーマを会社に持ち帰り、自分に何ができるのか、改めて考えていきたいです」(印刷業・人事/男性)

「車椅子の話やクイズなど、ハッとさせられるものが多かったです。これまでいかに自分の視点や思い込みだけで物事を見てきたのか、反省させられたのと同時に、改めて相手の立場になって考えることが重要であると気づかされました。今回の経験を今後の取り組みに活かしていきたいと思います」(製薬業・新人研修担当/女性)

「動画やワークショップを通じて多様性の不均衡を体験できたのがよかったです。確かに私自身、ダイバーシティについて考えるとき、多勢に無勢で優劣がついてしまって難しいと感じることが多々ありましたが、今回不均衡の問題を知ることができ、大いに納得することができました。これをどう行動に移せるかが今後の課題です」(社会保険労務士/男性)

 ダイバーシティを真に成功させる鍵は、インクルージョンにある。いろいろな多様性を持ったすべての社員が、組織に信頼され、互いを尊重し、学び、成長し、十分な貢献をし、目標を達成することができる環境にあることが重要だ。また、人は誰しもアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)によって、正しくない仮説を立て、それに基づいて相手を見てしまうということがある。ダイバーシティの推進に携わる者は、そうした事実を自覚したうえで、克服することに努めながら、人や組織をマネジメントしていかなければならない。ダイバーシティ・マネジメントは、社員ひとり一人が公平に機会を得ることができるよう障壁をなくすことから始まるのだ。果たしてあなたの組織では実現できているだろうか。OTD研究会は、こうしたことを一緒に考え、行動を起こすきっかけになる絶好の場である。興味のある方はぜひ参加してみてはいかがだろうか。

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