パラグアイ敵将が賛辞を送った森保ジャパン

 先にも述べた通り、パラグアイは状態が万全ではなく、準々決勝まで進んだコパ・アメリカ(ブラジルにPK戦の末に敗北)と比べるとメンバーも落ちた。とはいえ、プレミアリーグでレギュラーを張るミゲル・アルミロン(ニューカッスル)やファビアン・バルブエナ(ウェストハム)はフル出場していたし、主将を務める後者は試合後、次のように日本を賞賛していた。

「日本は素早くて技術の高い選手が前線に揃っていて、チームメイト同士の理解も高かった。しっかりとした哲学のもとに物事を進めているような印象も受けた。日本がじきに、“世界の列強”のひとつになったとしても不思議ではない」

 もちろん、リップサービスも含まれているだろう。それでもコリンチャンスでブラジル王者となり、昨季からイングランドでプレーするCBは、筆者の目を見つめて真摯にそう言った。お世辞だけではなかったと思う。

 日本はずっと南米勢を苦手にしてきたが、この1年ではすでに3勝を挙げている(ウルグアイ、ボリビア、パラグアイ)。親善試合の結果にあまり意味はないとはいえ、前の4年サイクルではW杯本大会直前まで一度も勝てなかった南米勢に対するこの戦績は、間違いなく自信につながるはずだ。

 次の目標となるW杯本大会へ向けた予選が10日から始まる。南米勢に比べると相手は格が落ちるかもしれないが、真剣勝負の場にはそこにしかない緊張感が漂う。強豪との対戦で得た自信を胸に、念願を叶える舞台へ向けて、一つひとつ歩みを進めていってほしい。